ネットde開業

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特許出願済

開業をシミュレーションするカードゲームで、陥りやすい失敗や、努力や工夫で予想以上の成功を体験することで、自分の想いに合わせた戦術と戦略の組み立て方を行うことができます。

開業で陥るワナと課題

うまくいかないのは行動が足りないからだと思い、手を広げすぎて疲弊してしまう。
やりたいことがハッキリしないまま開業ありきで進め右往左往を繰り返している。
「高い技術さえあれば自然と患者さんは増える」という勘違い。
狙うべき患者層とロケーション戦略のミスマッチに気づかず手遅れになってしまう。
ビジョンを浸透させようとしたらスタッフが離れていってしまう。

店舗開業を実体験する

戦略を考えずに取り組むと矛盾する効果が現れて成功しにくい。
開業しても多くはなかなかうまくいかず、その原因には気づきにくい。
戦略の筋道が合ってなければ無駄が多いものになってしまう。
時間軸やロケーション的に大きな視点で取るべき戦略を熟考する必要がある。
初期設定が大きなカギになるが、臨機応変さも経営には重要なポイントとなる。

ネットde開業のポイント

Point1　ビジョンを明確に

ビジョンとは「将来あるべき姿を描いたもの。将来の見通し。構想。未来像」です。つまり、将来自分がどうなりたいか、どんなふうになっていたいか、という問いに答えることが、ビジョンを明確にする第一歩になります。

Point2　ターゲットを絞る

ターゲティングは企画段階から対象を絞って商品を宣伝・販売できるので、同じような属性のユーザーを集める効果があります。広告・ホームページ・SNSなどをすべてターゲティングすれば自社の商品やサービスに共感してくれる人が集まり、購入に至る確率も比例して上がっていきます。

Point3　必要な施策を実施

例えば、「2020年に売上高15億円を目指す」という目標に対し、「主力製品の販促費を〇万円増やし、売上を○％UPする」という戦略を立てた場合、「TV広告を増やし自社製品の露出を増やす」「検索連動広告でサイトへのアクセス数を増やす」といったように、より具体的な施策が考えられます。

Point4　現状分析を反映

PDCAで大切なことはPlan（計画）の段階で施策の効果測定が可能になる指標を用意しておき、Checkにてその指標を分析してその結果に応じて改善を加えていくことです。実はPDCAに取り組む企業の中にはPlan（計画）とDo（実行）を繰り返しているだけで、改善に向かった取り組みが行えていないケースが多々あります。

ゲームの流れ

ビジョンを宣言した後、戦術の設定（店舗・資金・融資・スタッフ・診療タイプ・ターゲット）を行い、戦略（運営）を4ターンで行います。

1ターンを6ヶ月として、2年間の店舗経営を体験します。

計画タイムと行動タイムを繰り返し、各種イベントを織り交ぜながらゲームは進みます。

① ビジョンの宣言: それぞれのビジョンを最初に宣言していただきます。

② 開業物件の選択: ・ロケーション / 規模 / ターゲットをさまざまなパターンで組み合わせた物件カードの中から、各自選択する。
・明確に書かれた毎月の家賃のほか、見込み患者数や診療単価等の初期パラメータが選択したカードによって設定されます。
・スタッフの定員や一日の利用者数の限度もあるので、選んだ物件によっては思っていた診療や経営ができない可能性もあります。

③ 借入金（自己資金 100万〜400万／融資額 100〜1,200 万円） / 診療タイプ / 初期スタッフの選択: 各要素の選択によって、収入や経費に基づく各パラメータが変化します。特に物件条件との整合も重要になります。

【借入金】手持ちの資金だけでは、開業直後に底をつくことも考えられます。また、月々の返済も発生するので、毎月の売上見込みも重要です。
【タイプ】ターゲットや期待売上額に合わせて、保険診療と自由診療を選択する必要があります。特に、保険診療はそのターン内は収入を得ることができないのでそれを見越した事業設計が重要になります。
【スタッフ】事業形態に合わせて、必要な人員を確保しておくことは重要です。ただし一定の利用者数や満足度にするまでは、効果が薄いだけでなくパラメータへの悪影響や離職の危機が発生します。